最新の医療機器を導入

当院では、最高水準の感染予防を行う機器類、高次元の画像・映像システムや光学印象セラミック修復物作製システムなど、世界水準の医療用機器を多数導入しています。

感染予防

印象体修復物の洗浄除菌システム

印象体(歯型)や修復物を密閉された空間で、変形させることなく除菌洗浄するシステムです。院内感染や悪臭を防止しますし、更には医院外への汚染の拡散を防止します。

歯科ユニット給水管内除菌装置「ポセイドン」

近年、歯科ユニットの給水管内に形成される『バイオフィルムによる汚染』が注目されるようになってきました。その原因としましては 夜間、歯科ユニットの給水系チューブ内の遊離残留塩素が減少してしまうため、水道水が本来有している塩素がなくなり そのため、細菌が急激に増殖してバイオフィルムを形成すると考えられています。日本では、ようやく平成19年に水道水質基準について、水質管理目標設定項目の見直しがあり水質管理目標設定項目に 従属栄養細菌が追加されることとなりましたが、その目標値は、「1mlの検水で形成される集落数が2,000以下」となっています。多くの歯科医院においては、水質管理目標設定項目の目標値を大幅に上回る従属栄養細菌が検出されているのが現状です。

こういった現状に対し、ポセイドンは遊離残留塩素濃度を補正し歯科ユニット給水管内の衛生環境を良好に保ちます。

ウオッシュディスインフェクター

メラグ社製ウォッシャーディスインフェクター・メラサーム10は国際規格(ISO15883)に準拠した高性能洗浄器で歯科用器具を確実に洗浄・消毒します。洗浄・消毒から乾燥までのすべての工程を全自動で行います。狂牛病で話題になったプリオンまでをも死滅させます。販売元のメラグ社は、世界各国に感染予防機器を供給しているリーディングカンパニーです。

クラスBオートクレーブ

小型高圧蒸気滅菌機に関するヨーロッパ規格EN13060に準拠した高性能なオートクレーブ(クラスB※)です。MELAthrm10で消毒を行った機材を、滅菌します。EUではオートクレーブをクラスB、クラスS、クラスNに分類します。クラスBは最高水準。国内で普及しているタイプはクラスN。

基本セットの洗浄外部委託

当院では、基本セットと呼ばれる機材については(株)北海道エアウオーターに委託して、洗浄から滅菌までを医科と同じシステムで行っています。

洗浄滅菌エリアの改築

2021年、洗浄滅菌エリアを改築し、洗浄→消毒→滅菌と清潔レベルを上げていく工程の動きを直線化しました。ドイツのRKI(ロバートコッホ研究所)のガイドラインに準拠しています。
右に行くにしたがって消毒滅菌のレベルが上がっていきます。

医療用空気清浄機

治療中に発生する目に見えない物質や、来院される患者様が外部から持ち込む様々な有害物質が院内には浮遊しています。メディカルライトエアーは光触媒を搭載し理想的な空気に浄化してキレイな空気を供給します。

画像・映像診断システム

マイクロスコープ

当院ではドイツの名門光学機器メーカーカールツアイス社製の歯科治療用実体顕微鏡 EXTARO300を導入しています。患部を何十倍にも拡大して観察することができます。細い歯の根管部分や歯の細部の削合時など、肉眼だけでは視認することが難しい場面でも、マイクロスコープを用いることではっきりと把握でき、より精度の高い治療を行うことが可能となります。

映像記録&プレゼンテーションシステム

顕微鏡(マイクロスコープ)治療の映像記録および治療映像を使ったプレゼンテーションを瞬時に行うシステムです。記録映像を瞬時に再生できるだけでなく、治療前・治療後の比較や拡大・移動、フリーハンドで画面上に描画するアノテーションなど、患者さんにその場でお見せできます。更にはタッチ操作で映像の編集も行えます。

歯顎顔面用CT

歯や顎の中を3次元的に診断することのできる機械です。一般の歯科用レントゲンで見えなかった部分が容易に確認でき、より安全で正確な診断を行うことができます。またCT画像から金属アーチファクトを除去するモジュールも導入しています。 当院では医療関係者の皆様の求めに応じCT撮影の依頼も受け付けております。

デジタルパノラマX線装置

宇宙工学で用いられている高感度テルル化カドミウム半導体センサーおよび革新的な画像処理技術を搭載した歯科用レントゲンです。パノラマ装置でありながらデンタル撮影が厚労省から初め認可された装置で、厚みのあるパノラマ情報からデンタル画像を再構成し、出力します。お口の外からの撮影になるため、感染症のおそれが少ないことから、コロナ感染症対策として注目されています。

※通常は口の中にセンサーを入れて撮影します。このためセンサーの唾液による汚染が院内感染の原因となる可能性があります。

光学印像セラミック修復物作製システム

当院ではドイツシロナ社製CERECシステムを採用しています。 IOSと呼ばれるスキャナーを用いて型取りをします。その上で設計を行い、加工機で削り出します。ジルコニアや高強度セラミックは更に高温で焼成(シンタリング)し完成します。詰め物や被せ物については詰め物・被せ物のページをご覧ください。

顎運動計測システム

見た目が美しい被せ物であっても、かみ合わせが正しくないとまったく意味がありません。
かみ合わせは、かんだ位置だけがかみ合わせではありません。口を開けて閉じるまでの経路もとても重要です。かみ合わせの経路を正確に再得するのがこのアルクスディグマです。
また、顎運動(あごの動き)の診断にも使えます。